2012年4月29日日曜日

YMCA-被災地にクライマーを送る会ミーティングの報告

真野です。先日行ったYMCA-被災地にクライマーを送る会ミーティングの報告をいたします。
長文になりますが、ご容赦ください。

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日時:2012年4月3日及び26日 いずれも19:00~20:30(ミーティング後、「四季」にて懇親会)
場所:YMCA四ツ谷会議室


1. 最近の宮古VCと今後の方針
 ・宮古VCの体制及び今後の予定
  -センター長:大谷さん、スタッフ:木田さん(大阪YMCAより出向)の二名常駐体制に。
  -今後も継続的に活動し、YMCAを宮古に根付かせることが目的。
 ・最近の活動は、地元の人同士の交流を促す活動が多い(仮設での炊き出し等)
 ・単純な炊き出しだけでなく、音楽会などイベント開催も良い。
 ・年間のスケジュールを宮古VCにて作成し、発信してもらう予定。
 ・地域向け運動会を仮設住宅で3回開催。今後も同様の企画を続けていく予定。
 ・野外活動(日帰り)月に一回か二か月に一回の頻度で開催したい。長期休暇には泊りがけでもやりたい
 (田沢湖で二回スキー合宿を開催)。
 ・YMCAではグループ活動を重視。リーダーはトレーニングされたメンバーが担う。
 ・山の会には、専門スタッフとしてサポートを期待。
 ・子供が達成感を感じられるアクティビティ(チャレンジ)の実施を目指す。
 ・YMCAでは冒険的なプログラムが無くなってきているので、宮古YMCAが再び冒険的プログラムを実施するさきがけになる。
  この点で、送る会の専門性が活用できる。
 ・日比谷のいくら丼販売は東京に居ながらに宮古とつながる活動ができると、ボランティアに好評だった。
  宮古を知っているボランティアが横浜での活動をサポートも希望。

2. 具体的な新提案
(ア)山とボランティア活動(廣川さんより紹介)
 ・「東北の山を登り、被災地を訪ねよう」東京都山岳連盟企画
 ・参加者は都岳連会員に限定せず、YMCAや過去に宮古VCでボランティアに参加した人も参加可能とする。
 ・都岳連会員以外についての参加申し込み方法
  -クライマーを送る会関係者:ブログに情報掲示、角屋さんに申込み
  -YMCA関係者:山根さんが集約
  -最終的に廣川さんに集約

(イ)ブログの活動(角屋さんより紹介)
 ・知られていない北上の山を紹介して訪問してもらうために、新たにブログ立ち上げ→
 「宮古に泊まって北上の山に登ろう!」      
   

(ウ)YMCAキャンプへの参加

 ・山の技術を活かしたお手伝いをしていく。
 ・YMCAのスタッフに山の技術伝授。
 
(エ)「宮古トレイルランニング」企画(角屋さんより紹介)

 ・トレイルランニング大会をやりたい。トレイルランニングの仕掛け人が角屋さんの知り合い。
  重茂半島を出発点にしてトレイルランニングができないか。浄土ヶ浜から田老までのコース。(最低でも10km)
 ・毎年、宮古を訪問する機会を提供。参加費3千~4千円程度でペイする。新緑の季節にやりたい。“ランネット”を通じて募集。
 (9月か10月に宮古ではサーモンマラソン大会がある。通常はハーフマラソン。参加者は県内中心。魚采市場が関わっている?)
 ・現地との交渉が多い(車道を使う場合の許可申請など)ため、実行委員会形式にして、地元の人も巻き込みながら
  実施する形態が望ましい。
  後援として例えば、宮古市、宮古市教育委員会、宮古市観光協会など。
 ・開催までに通常約半年の準備期間が必要。
 ・走るルートの整備等が必要。
 ・YMCAの参画方法については今後検討。

(オ)「だいじょうぶキャラバン企画」(「読みきかせの会」事務局の村上さんより紹介)

 ・4/7@山田町立織笠小学校、4/8@宮古市立赤前小学校にて、宮古YMCAと協力して絵本の読み聞かせの会を開催。
 ・今後も同様に、被災地講演を実施していきたい。
 ・「大人と子供のための読みきかせの会」ウェブ http://www.konsuke.jp/

3. 今後の宮古YMCA活動スケジュール
 ※ボランティア参加する場合にはなるべく早く事前に参加申請を行うこと。
 ・4/30 第一回アドベンチャークラブ
 ・5/3 宮古二中仮設 炊き出し
 ・5/4 愛宕仮設 炊き出し
 ・5/5 中里仮設 炊き出し
 ・5/13 西が丘(雇用促進住宅) 炊き出し
 ・5/20 赤前 炊き出し
 ・5/26-27 六魂祭に漁菜市場から出店予定のため、その手伝い
 ・5/27 赤前小 運動会炊き出し 


4. YMCA山根さんより
 ・「支援活動をとおして学んだこと18条」の紹介。

5. 交通費補助
 ・東北道無料化が3/31に終了。
 ・従事者車両補助の対象車は、がれき運搬の用途に限る。送る会の車登録は厳しい。
 ・代わりに送る会の交通費補助でサポート。募金が減ってきたため、YMCAからの補助を受けることになった。
 (角屋さん経由でYMCAへ申請。)
 ・申請方法
  -角屋さんに連絡(参加者名、日程、住所、電話番号、振込口座)
  -角屋さんからYMCAに連絡
  -YMCAから交通費が振り込まれる
  -YMCAから書類が届くので必要事項を記入し返信する。
  -補助額:
   自家用車:片道1万円、往復2万円
   公共交通機関(手段問わず):片道5千円、往復1万円

以上

2012年4月27日金曜日

ミーティングを行いました、ほか・・・

本日4月26日(木)、日本YMCA同盟の会議室をお借りしてミーティングを行いました。 1.1年の振り返りと近況  2.今後のスケジュール  3.新しい提案  4.その他(「大人と子供のための読み聞かせの会」からの活動報告など。 詳しい内容は真野さんにアップしていただく予定です。 今日、久しぶりにこのブログの一番前から読み返してみました。投稿は少なくなっているけれど、画像も含めてまったくこの1年を綴っている。ちょっと眼がしらが熱くなっちゃいました。いろいろなことが思い出され、私の50年あまりの人生の中でも、一番年輪の詰まった一念だったように思います。(角屋)

2012年4月19日木曜日

ミーティングのお知らせ

4月26日(木)にミーティングを行うことにしました。夜19時から四ツ谷のYMCA同盟です。
前回は嵐の日になってしまい、当日にこれなくなってしまった方が大勢いらっしゃったので、もう一度やります。
8時半くらいから「四季」で懇親会の予定です。
参加できる方はお早めに角屋か廣川までお知らせください。(角屋)

2012年4月12日木曜日

7~8日大人と子供のための読み聞かせの会+5月末イベント有

廣川から報告です。

1、今週のご報告
 四月第一週は盛岡YMCA交流プログラムとして中井貴恵さんが代表
で活動されている読み聞かせの会皆さんによる、
「だいじょうぶ だいじょうぶ」、「おおきなかぶ」、二つの童話の読
み聞かせが、山田町織笠小、宮古市赤前小で行なわれ、参加してまいり
ました。
 スタッフ参加は(若干不正確かも知れませんが)読み聞かせの会10
名、クライマー送る会6名、YMCA同盟から嶌田総主事、山根さん、
盛岡ワイズの皆さま6名、盛岡濱塚さん、宮古VC大谷さん、木田さん、
それと横浜Yから大塚さん、総勢30名近くの大勢でした。

7日、山田町織笠小
織笠は中井さんのご主人、中沢直樹さんのお母様の出身地という縁で
今回項交流会を行なうことになったもの。
学校に隣接する高台に数戸の住居、それと東側に保育園が残っています
が、敷地の東南側から見渡す周辺は一面すべて撤去されており、何も残
っていない状態でした。

8日、宮古市赤前小
冬以降の参加者の皆さんはご存知と思いますが赤前小、赤前仮設は宮
古VCが重点的に支援を行なっている先。
 これまで焼きそば炊き出し、富士山観光、クリスマス会、音楽交流会
など、色々なイベントを行なってきています。

 読み聞かせの会の内容は大型の絵本、中井さんの読み聞かせ、ピアノ、
琴、尺八の音楽、会場を暗くし照明を使い演出する本格的なもの。
会場の設営にそこそこ時間がかかります。ピアノなどは現地のものを借
ります。
 9時過ぎには会場に入り、打合せをし一旦設営、設営後、器材の稼動
確認、ひと段落ついたところで昼食、前後して地元周辺の直前のご案内、
リハーサル、駐車場誘導、受付準備、開場という流れでした。
終了後の撤収は炊き出し系よりも楽に感じました。

 二つの童話、物語りの内容は考えるとなかなか深いものがありました。
クライマー送る会6名中5名は、自分が転進準備期間中だったり、友人
が山で行方不明だったり、色々考え中の人が多く、」だいじょうぶ だ
いじょうぶ」に反応(涙腺)した人が多かったようです。

2、クライマー送る会任務遂行の報告。
赤前小ホールには吹き抜け上部、高い位置に天窓が大1、小2あります。
読み聞かせの会は、照明を落として全体暗い中で大型絵本をライトアッ
プして行なうため、この天窓を黒いマット、暗幕などで塞ぐ必要があり
ました。
この塞ぐ作業を盛岡YMCA濱塚さんから送る会が依頼されて行ないま
したが、3月11日に下見をした際に仮選定した仮設住宅側のポイント
は危険、結局建物周辺を再度確認の結果、入り口側1階にに建物から突
き出し屋根が出ているところ、ここに脚立を立てる、ここから上がった
ポイントには屋根に安全に上がるための手掛り滑り止めになのかL字金
具がセットしてあるのも確認。
後ろの時間は限られているし、危険な場所から一か八かで上がるのも活
動の趣旨?からして違うだろうし、屋根に上がる場所の選定までの45
分ほどがクライマーメンバーにとっての核心でした。

屋根にあがってからは、これまで学校建築の屋根葺き職人さんとテレビ
アンテナを設置した電気屋さんぐらいしか見ていないと思われる、
周辺一帯、宮古湾の眺めを見ることができ、楽しい作業でした。

2、イベント情報(赤前小運動会、東北六魂祭魚菜出店)、
 5月27日(日)AM赤前小学校運動会、昼から炊き出し。
これに重なり、26(土)~27(日)青森ねぶた祭や秋田竿灯まつり
など東北6県の代表的な祭りが競演する「東北六魂祭」が、盛岡市で開
かれ、2日間で計20万人の来場見込み。宮古魚菜市場が出店にスタッ
フ参加の依頼が宮古VCにあり。

 六魂祭は東日本大震災からの復興を願い昨年7月、仙台市で初めて開
催。2日間で、予想の10万人を大きく上回る約36万人が訪れたそう
です。6つの祭りは、青森ねぶた祭、秋田竿灯まつり、盛岡さんさ踊り、
山形花笠まつり、仙台七夕まつり、福島わらじまつり。
被災地の伝統芸能も披露されます。
 東北6県の県庁所在地の6市は昨年、実行委員会を設立。会長を務め
る盛岡市の谷藤裕明市長は「盛岡から6県の元気な姿を国内外に発信で
きることは光栄だ」と歓迎。

3、年間活動スケジュール、メーリングリスト設定
 2024年度の活動計画の概略をVCにて纏めておられます。またイ
ベント内容日程が確定してきたところで内容を連絡し、参加者を募集す
るためにメーリングリストを使う予定だそうです。

 皆さま、震災から二年目の2012年度も引き続きよろしくお願い申
し上げます。

2012年4月11日水曜日

4月7日~8日盛岡YMCA主催 大人と子供のための読み聞かせの会に参加してきました

中井貴恵さんが代表を務める大人と子供のための読み聞かせの会をお招きして、
素晴らしい音楽にあわせた童話の読み聞かせの交流会が行われ、
クライマーを送る会より6名がスタッフとして参加してきました。

4月7日(土)山田町織笠小学校
4月8日(日)宮古市赤前小学校

と、投稿しかけましたが、時間がなくなってしまったので、詳しくはまた夜にでも。